浅田 美和(2016年入社)

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入社の背景


 私は、大学で学んでいくなかで農村・都市計画といったまちづくりに興味を持ち、3年次の卒論では富士山の吉田口登山道について調査を行いました。富士山は現在世界文化遺産として認められていますが、登山道の利用は5合目から頂上までに集中しており、文化遺産として意義のある1合目から5合目間はあまり注目されず廃れてしまっています。世界的に価値が認められているにもかかわらず利活用されていない資源があることが強く印象に残り、このように埋もれてしまっている資源を整備・活用する仕事につきたいと考えるようになりました。
 また、出身地である静岡県に貢献できる仕事がしたいという思いもあったことなどから、県内で最も多く農村整備やまちづくり計画などを手掛けているフジヤマに入社しました。

今の仕事


 私は入社してから半年間、農業土木関連の部署において主に農業用ため池の耐震計画・改修計画業務に携わってきました。先の東日本大震災では津波の被害がよく取り沙汰されますが、山間部では老朽化したため池が地震動に耐えきれずに決壊し、ため池直下の地区に死者を伴う大きな被害が発生しました。その教訓をもとに現在、老朽化したため池の改修計画が全国で行われています。
 この業務は耐震対策工事の業務申請に必要な計画を策定するために、地震時におけるため池堤体の安全性を確認し、地震時に危険であると判断されたため池に対して耐震対策工法の提案・設計を行うものです。
 現在は、県内のため池について地震時の堤体の安定計算を実施し、ため池の耐震性能を確認する業務に携わっています。安定計算は自分にとって未知の領域であるので、現在勉強をしながら丁寧に作業を行っています。
​ 実際に関わっている作業は業務全体のほんの一部分ですが、今後新たに任せてもらえる部分も増えてくるので、いままでの経験を踏まえつつ、いずれは一つの業務を通して任せられるよう頑張りたいと思います。

やりがいや印象的なエピソード


 入社当初は土木の用語もわからず、不安を感じることもありましたが、初歩的なことでも上司や先輩方がその都度丁寧に教えてくださったり、専門の異なる他部署に質問に行ったりするなどするうちに次第に不安も薄れてゆきました。
 農業土木は領域が広く、学ぶことが非常に多いため、本当に日々の業務そのものが勉強になります。一番楽しいのは現場での調査です。図面上で見てわからないことでも実際現場に行って見ると理解できることなどもあり、知識と体験を結びつけることの大切さを実感しました。今はそういった経験を一つずつ吸収し、業務に反映していくことにやりがいを感じています。
 私が今まで学んできたのは今あるもの、もしくはこれから作るものをどのように活用するか計画を考える、ソフト面からのアプローチでした。しかし、入社してから構造物そのものを設計するハード面の業務に関わるようになったことで、これまでとは違った視点から計画を見ることができるようになりました。また、いままで目に見えるかたちでの成果を感じることがあまりなかったため、今自分が描いている図面の1本1本の線がいずれかたちになり、この先何十年と残ってゆくことを考えるとわくわくします。数年後、実際に築造されたものを見るのが今からとても楽しみです。

今後のビジョン


 ため池は昔からずっと人の暮らしと共にある、とても身近なものです。その改修計画業務となれば自ずと地域に密着した仕事になり、平時の生活を支えるだけでなく災害時には人の命や生活を守ることに繋がります。そのため、この業務においてはため池そのものだけでなく地域に対して負う責任も大きく、検討した結果で改修工事が必要になると地域住民に対して説明を行うこともあります。私もいずれそのような場で説明する機会がくると思われるので、専門的なことを住民にもわかりやすく説明することができるよう、まずは自分の知識を増やし、技術的な面から業務を理解していきたいと考えています。
 まだまだわからないことばかりですが、今は日々の業務を積み重ねて技術者としての基盤をつくり、ゆくゆくは発注者の方や地域住民の方に信頼される技術者になりたいと考えています。